【頸髄損傷から奇跡の復帰!】ジャパンラグビーリーグワン 浦安D-Rocks所属 金正奎 選手が来院【コンディショニング・パフォマーンスアップ】

ラグビー浦安D-Rocks所属の金正奎 選手がご来院くださいました。

金選手は昨年5月、頸髄損傷という大きな怪我を負われました。
手術、そしてリハビリを経て、わずか9ヶ月後に試合復帰。
これは驚異的という言葉だけでは表現しきれないほど、本当にもの凄いことだと思います。

もともとコンディショニングを任せていただいておりましたが、受傷後、退院されてすぐの約1ヶ月後から再びご来院くださいました。

その時に、

「先生、復帰しますから。またよろしくお願いします」

と言われたことを、今でも鮮明に覚えています。

自分が調べた範囲では、ラグビーで同じような復帰例は見当たらず、日常生活に戻ることができれば十分なのではないか、という思いもありました。

ましてや金選手のポジションは、スクラムのフロントロー。
前から約1トン、後ろから約1トンの圧がかかり、さらにその圧は常に変化します。

右半身の感覚麻痺。
左半身の運動麻痺。

それでも、あの時の金選手の満ち溢れるエネルギーを感じた時、
「金選手なら、いける」
そう思えたことも確かでした。

徹底した日常生活の管理。
メンタル面の強さ。
一度決めたらやり切る意識の高さ。

昨年の顔面粉砕骨折からの復帰も早かったことを思い出しながら、やはりこの方は本当に特別な選手なのだと感じていました。

また、以前ポジション変更をされた時にも携わらせていただいていたため、今回はまさに「再構築のさらに再構築」のような時間でした。
当時、頭の中がぐるぐるしていたことも、今となってはとても懐かしく感じます。

金選手ご本人も、
「これで復帰できたら面白いですね」
と話されていましたが、その言葉通り、私自身も本当に貴重な経験を数多くさせていただきました。

神経が通っていく過程。
身体が再構築されていく反応。
その一つひとつを間近で見させていただき、
「再構築とは、こういう反応をしていくのか」
と、深く学ばせていただきました。

もともと格闘家のサポートも多く、首のヘルニア症状には数多く携わってきました。
しかし今回のケースは、それらとはまた全く違うものでした。

少し特殊なアプローチではありますが、まるで電気ショックのような反応が連続して起こるような感覚。
もちろん、人によって、またどのフェーズにいるかによって反応はまったく異なると思います。

当然、こうした怪我は起こらないに越したことはありません。
それでも、もし同じような状況になってしまった方がいた時に、今回の経験が何かしらのお役に立てればと思っています。

ラグビーの復帰戦となる練習試合は、どうしても見届けたいと思い、会場まで観に行かせていただきました。

もう、言葉にできないほど、色々なことが凄かったです。

ご家族をはじめ、ドクターによる手術方法の選択、周囲の多くの方々の支え。
自分の知らないところでも、本当にたくさんの出来事や努力を経て、金選手はこの場所でプレーしているのだと感じ、観ていて胸が熱くなりました。

金選手は引退宣言をされていますが、まだシーズンは続きます。
常にベストを更新し続ける飽くなき探究心と、その取り組む姿勢には、私自身も大きな刺激をいただき、成長させていただいています。

今では20名以上のラグビー選手に携わらせていただくようになりましたが、そのご縁の始まりは金選手でした。

今回はラグビー雑誌にも詳しく掲載されています。
ぜひ多くの皆様に届いたら嬉しく思います。

引き続き、金正奎選手への応援をどうぞよろしくお願いします。

TOP